川島博之『「食糧危機」をあおってはいけない』

まだ書きかけ。

「食糧危機」をあおってはいけない (Bunshun Paperbacks)

「食糧危機」をあおってはいけない (Bunshun Paperbacks)

言うまでもなくこのタイトルは、ロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』にならって付けられている。そのためか、本書の帯にもロンボルグの本の訳者である山形浩生さんの推薦文が付いている。その山形さんの推薦文を転記しておこう。

ぼくはすでに四〇年以上生きてきて、これが何度も繰り返されているのを見ている。そして一度たりとも、危機論者のあおるような危機が起きていないのも知っている。それは危機論者たちが根本的にまちがっているからだ。もうこの手の扇動にまどわされないようにしようじゃないか。そのためにの絶好の一冊がこの本だ。

BRICs諸国の成長によって所得が増えたことで肉食が広まると、飼料用の穀物需要も増える。結果的に世界的に食料不足が起きる。というような言説をデータを使ってひとつひとつ反証していく。非常に説得力がある。
続きはあとで書く。