太田直子『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)

さすがに文字数制限のキツイ字幕翻訳を生業としてるだけあって、文章のテンポがよいです。職業的苦労話とその言語感覚からくる現代のコミュニケーションの問題までバサバサと書く。基本的にオチをつけない文章は書かない主義の人みたいで、多少無理があるところでも強引にウィットとユーモアに持ってくので気持ち良く読めますが、字幕屋さんの苦労はやはりすさまじく、特に納期が短かいことによるキツさとそれをどうカバーするかなんていうところが他業種のこととはいえ涙なくしえは読めない感じ(嘘)。