Yahoo! の Peanuts Butter 文書

Yahoo! IncのシニアVPが他の上級幹部に経営に関する見解を述べたメモをメールしたのがどこからか(おそらくはメモの著者本人が)リークしてWall Street Journal全文掲載されて様々な憶測を呼んでいる、という話。
なんだけど、このメモ(Peanuts Butter 文書と呼ばれる)をTechCrunchが転載してくれたおかげですぐに翻訳されて日本版TechCrunchで読むことができる。これはすごい。有力blogの翻訳版の威力を目の当たりにした感じがるす。海外ニュースの詳細な内容、特に今回のようにニュースのアウトラインだけじゃなくて問題となったメモの中身そのものが、あっちで話題になった数時間後に日本語でも読めてしまったわけである。なんかまだまだblogの可能性を過小評価してるような気がしてきた。
肝心のメモの内容だけど、自分のようなプログラマの立場では、あっちのYahoo!Googleを追う立場としてある種の団結のようなものがあるのではないかという印象を勝手に持ってたけど、組織としてはYahoo!の方がGoogleよりはずっと大きいわけで簡単には行かないのか。メモの後半に15〜20%の人員を削減する必要があると説いているところがあって、もしこの通りに行われたとしても技術者は対象にならなそうな感じ。すると組織体としてはGoogleの在り方に近付いていくことになりそうで、あっちの巨大組織はみんなああいう形になっていっちゃうのかなあ、というような想像もできる。

てくるで(tkld)、ピーナッツ・バターというとこれを思い出してしまうのは私だけか?