素人くさいSICP読書会 第8回

http://www.csus4.net/hiki/SICPReading/?SICPReading008
2週間ぶりに参加。でも遅刻。初心にかえってルノアールの会議室。そろそろみんな1章に疲れてきたかな。
だいたい1回に2ページくらいすすんでいるので、このまま線型に進むと400ページちょっとある本を読み終わるには200週つまり4年くらい必要ということになりますね..。まあ5, 6年放置したあとなので4年で読み切れたらかなりいい感じなんじゃないかと..。

計算機プログラムの構造と解釈

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ついでにこちらをちと補足。

  • 二週間同じところを読んでいても気にならない

参加者でなかなか本が読み進めなくて焦るといってた人に対して、2週間くらい同じところで悩んでるのはよくあることだし理系の人はそういうのに慣れてるのかも、という話をしたのでした。もちろんぜんぜん気にならないというわけではなくて、進めなくてイライラすることはある。
それでも進めない状態はわりと歓迎すべき事態だと思います。なぜなら、もっとも危険なのは「わかった気になった」という状態ですらすらと先に進んでしまうことで(しかもこういうときは「わかった気になった」だけで本当はアヤシイという自覚がない)、これに気がつかないでいるとあとでひどい目にあうことを経験的に知っているから。もううんざりするほどこういう体験をしています。
先に進めないというのは、少なくとも「わかっていない」という状態がはっきり自覚出来ている状態なのですらすら進んでるときよりも「読めている」感じがして安心できます。2週間も同じところを読み続けてるとそれなりに納得感がないと脱出できないので、そうなったときにはきちんと「読めた」という確信が持てる。なので4年くらいかかってもいいのです。
こういう理解についての感覚は前にこの日記でもとりあげた光文社新書の『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』なんかもすごく参考になるという話をあとで...たぶん書かないので気になる人は自分で読んでください。

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)