How manieth?
弾さんのところの話が見覚えあったので反応してみる。
表題の"How manyth"というのは口語では時々登場するが、正しい英語には今のところなっていない。
口語では出てくる表現なんですね。なるほど。私は英語ぜんぜんダメなんですけd、この「何番目?」にあたる表現が英語だとぴったりのものはない、というのは知ってました。どこで見たんだろう、と思ったら高島俊男さんの『お言葉ですが』シリーズだったようです。
私は文庫でしか読んでなくて、記憶が新しいのでたぶんこれだろう(違ったらすみません、でもみんな面白いよ)。
- 作者: 高島俊男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/07/08
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「ハーディングは何代目の大統領か?」というのを英語でどう言うのか? と聞かれて、いろいろ悩んだ挙句「How manieth なんたら〜」という答を出したんだけど、実はこれは斎藤先生の造語・新語だったと。うまい表現がなかったのを英語の欠陥であると考えて、この「How manieth 〜」を入れればその英語の欠陥が補えると言ってた、みたいな話でした。
いまちょっとぐぐってみたら『斎藤和英大辞典』に文例として載っているもののようです。流石にこれは持ってないので引用できない。
もしこのままmanythなりmaniethなりが認められていったら、昭和3年に出た本で日本人が考えてた新語がやっと英語になった、みたいなふうになるのかなあとか思うと面白い。