英語の勉強

ちょっと前にいろいろあって強烈な危機感を感じたので、英語の勉強を真剣にはじめることにしました。
挫折しないようにここでカミングアウトして、ついでに記録も公開していきます。
id:sawamaruくんの期待に反して(?)、一応ちゃんと続きを書いたので気になる人は読んでください。

現在の英語力

めちゃ苦手です。コの業界にいるのに英語ができないといろいろ悔しい思いをします。
TOEFLTOEICも受けたことがないのでどのくらいとか言えません。今後、進捗を数字で把握するためにも、近いうちにTOEFL受けてみようと思います。点数も晒してしまう予定。
でもまあその前にどれくらい苦手なのかを感覚的に書いておきます。全然客観的じゃありませんが。

リスニング
  • WWDCSteve Jobsがしゃべっていることはだいたいどんなことを言ってるのかくらいはわかります。ジョークはわかりません。
  • WWDCでセッション中のプレゼンは、ところどころ全くわからないところもあるけど、スライドを見ながらなら半分くらいわかります。これは話題や話者にもよるところがあって、自分の専門に近いところは当然わかりやすくなるし、逆に不案内な分野ではわからなくなります。専門に近いところのはずなのに何を言ってるのかぜんぜんわからないスピーカー、というのもあります。
  • セッションが終わってQ&Aになると、ほとんど理解できなくなります。スライドをたよりにできないのがストレスになります。
  • Q&Aも終わって、参加者と一緒にランチに行こう、とかなるともうお手上げです。ほとんど何も、ひとことも理解できなくなります。
リーディング
  • 洋書の技術書を苦労しながら読むことはあるので、時間をかければ理解することはできます。でもこの作業はいわば解読している、という感じで読むという感覚ではありません。飛し読み、ななめ読み、ざっと見て要点をつかむ、というようなことが英語だとできません。
  • 本じゃなくて、例えばslashdotとかになると、もう全く何が書いてあるのかわからなくなります。メーリングリストとかblogも量が多いとついていけない。
それ以外

話す・書くは全滅です。何も出来ません。

勉強法

まずはとにかく読む・聞く偏重でやります。
これは渡辺千賀さんの「話せる・聞ける英語の勉強法」シリーズにもそう書いてあるし、今、おもにさらされている「何を言ってるのかわからない!」というストレスに対応するためにまずはinputを改善しなくちゃ、ということでもあります。

オンラインのリスニング教材

その渡辺千賀さんのやっていらっしゃるListen-IT!でリスニングのお勉強をしようと思います。
ただ、このサイトの使い方には「Listen-IT!の利用に適している」人として

2. 英語を聞くのは苦手だが、読めばかなり理解できる

http://www.listen-it.com/archives/200503310455.php
などと書いてあります..。これ、私は対象から漏れてるんじゃないの? ううう。
それではいかんので、リーディングもイチから鍛えなおしたい。そこで次の項に行きましょう。

多読(Extensive Reading)

SSS英語学習法のサイトなんかを見てもらえばわかるので細かいことは省略しますが、Graded ReaderやRetold版を使ってやさしい英語を大量に読んで英語の文章を読むリズムを身につけながら学習する手法が非常に高い効果をあげているらしい。
読むだけ? それなら私にも出来そう。特にSSS多読3原則と呼ばれる、

1. 辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)
2. 分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)
3. つまらなくなったら止める(1, 2の原則で楽しく読めない本は読まない)

このいい加減さがものすごく魅力です。私のライフスタイルに合ってる。ちょうど今、思うところあって現実逃避のように(日本語の本の)読書をすることを自分に対して禁じているのですが、そうなると間が持たなくなる電車の中とかランチの間とか、英語のカンタンな本を読むことにすればいいのだな。
都内で多読の教室を開いているところに行って申し込みしてきました。SEGです。実は高校のときにもちょっと通ってたのだが、十数年ぶりに行ったらなんと当時の会員登録が残っていて驚いた。

目標設定

前に野口悠紀雄さんのこんな本を読んだときとか、それこそ渡辺千賀さんのところとか、とにかくどこを見ても目標設定が大事! と書いてあるので、まずは短期的な目標を定めましょう。

  1. RubyConf 2005で全部じゃなくてもいいので(たとえばdhhだけとかでも)セッションの内容がわかりたい(ちょっと時間がないので難しいかも)
  2. 今年中に、カンファレンスの内容をリアルタイムじゃなくてもいいのでITConversationとかで聴き直せばちゃんとわかる、というくらいになりたい
  3. そのうちRails関係のMLとかblogの流し読みができるようになりたい
  4. 1年後くらいにはtraissでslashdotの訳に参加できるようになりたい

という感じか。コンピュータ関係じゃないことはとりあえず後回しでいいです。

始めるにあたって

id:kawasaki:20050809:p2を見てかなり刺激されました。特に勉強時間について。

  • 朝5時に起き、勉強開始も眠くてうとうとと1時間夢見ごこちで。6時から本格開始。6−8時まで気合でやる。
  • 10時に帰ってくる。11時から1時までやる。

これで1日4時間。ふつうに仕事をしつつ、読書もして趣味のプログラムも書いて、それでさらに集中してこれだけ勉強するというのは私にはものすごく難しいことです。ここまで高密度に出来るかどうかわからないけど、それくらいやらないと身につかないのは確からしい。
ついでに、id:kawasakiさんは1日休んだら戻るのに4日かかるので休むな、と言ってるが『英語は絶対勉強するな! 』とかを読むと週に1日は完全に休めとか書いてある。まあこのへんは決めないでおこう。