あなたがMacを買わない10の理由

また前口上

去年書いた『あなたがMacを使うべき10の理由』を書いたら、おおむね好評とともに読んでもらえたみたいで(ほんとかー?)うれしい限り。実際あのあとも記事の影響ってわけじゃないと思うけど*1Mac買ってくれた人もたくさんいるし、ますます広まってきているみたいでこれも私設営業の人としてはとてもうれしい。
Macを買うべき理由はあのときからそんなに大きく変わっていないんだけど、あのあと一部の人からは「Macは買わない」とか言われてて、そんな人たちに「なんで? なんで?」って聞いてみてたらそういう人たちの言い分にはいくつか類型があることがわかってきた。そしてそういった「買わない理由」の中には私から見ると解決可能なものも含まれているわけ。
もし些細なことが原因でその人がMacを使えないとしたら、それはその人にとってとても不幸なことだと思う(←とか決めつけるのを妄想といいます)。ゆめゆめゆゆしき事態だといえる。そこで僭越ながら私がこの問題を解決するのを手伝うために、みんなの「Macを買わない理由」に反論してみようと思います(←おせっかい)。読み終わったころにはAmazonApple Storeで1 clickしてるんじゃないかと思います。
あと、そうはいっても書いてみて思ったけどやっぱネガティブオピニオンに対する反応なので主張が後ろ向きというか後手にまわってる感は否めない。もっとポジティブななぜMacがいいと言いたいのか? については去年のやつを読んだりしてください。
(例によって書きかけなので今後もいろいろ変わったりするかも)

*1:なんたってアフィリエイトは不調というか、アクセス数からすると無きに等しい感じだったんだけどみんな別ルートで買ってくれたんだよねそうだよね

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武田邦彦『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

強くお薦めする。というかこの著者の他の本も含めて1冊も読んだことない人は必ず読んでいただきたく。
ペットボトルのリサイクルは資源の浪費である。回収も含め再利用にも石油エネルギーが必要であり、その量は新しく石油からペットボトルを作る際の3.5倍になる。現実に費用がかかるということなので、ほとんどの自治体では分別回収されたペットボトルを結局焼却することになる。このような状況であるにも関らずリサイクルという言葉だけが免罪符のように定着したため、ペットボトルゴミの量は著しく増えている。
なぜそんなことが起こるのかというと、行政側が科学的根拠の乏しいものであっても補助金などで利益誘導し、上述のような免罪符を売り歩くからである、という。膨大な税金を投入している政策なので科学的、理論的な根拠に基いて判断して欲しいのだが、現実としてそうなっていない。要するにリサイクルは政治問題になっているのだ。そのために、家電リサイクル法などの問題の多い法律が制定されてしまう。
全体として本書ではその「お金が動くから」そうなっているという部分の批判の仕方が鼻につく感じなので、同じ著者の他の本『リサイクル幻想』などを先に読む方が主張はわかりやすいかも知れない。理論の基本線はほとんど変わっていない。それによって引き起こされている結果(資源の浪費)はその頃より数段ひどくなっているが。
他にもいろいろ言いたいことはあるがあとで書く。