加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

去年出た本であるがタイミング逃したので改めて今年読んだ。タイトルが精神的に重そうというか、道徳的な気分を想像させるものだったのがやや敷居が高そうだと勝手に思っていたのだが、かなり冷徹な経済史の解説になっていてびっくりした。もともとは高校生向けの5日間の講義だったらしいが、高校生のときにこんな話を聞ける人がまたうらやましいし、マニアックな質問を投げかける生徒たちもまたすごいと思う。

余談

今年、これ以外にも日本の戦争がらみの本をたくさん読んでいるのだが、言うまでもなく『真夜中の太陽』の影響である。