村井吉敬『エビと日本人 2』

エビと日本人〈2〉暮らしのなかのグローバル化 (岩波新書)

エビと日本人〈2〉暮らしのなかのグローバル化 (岩波新書)

学生の頃に前著を読んだが、その前著から20年後のアップデート版。状況がいろいろ変化している。
マングローブとエビが広葉樹林と蛎蠣の関係なんだね。
インドネシアの熱泥噴出事故を全く知らなかったので驚く。ちょっと探したら出てきた記事。

インドネシア東ジャワ州シドアルジョ県ポロン郡の天然ガス井から2006年5月、突然噴き出した熱泥流が今も止まらない。被害は12の村、約600haに及び、1万3000世帯以上の住民が避難した。泥流を押しとどめるための堤防があちこちに作られているが、1日10万㎥も湧き出る泥の勢いに押されて決壊するなど、被害は拡大する一方。泥流の噴出を止める試みはすべて失敗し、今は神頼みの状況だ。ガス井を所有するラピンド・ブランタス社は「泥流は自然災害」として救済活動にも消極的と言われている。国会では“ユドヨノ大統領の失策”にしたい各政党が駆け引きに明け暮れ、被災者は置き去りにされている。

その他、続きはあとで書く。