『ハッカーズ その侵入の手口』のタイトルが許し難い
もう読んだ人もたくさんいると思うけど、インプレスから『ハッカーズ その侵入の手口』という本が出ています。
- 作者: ケビン・ミトニック,ウィリアム・サイモン,峯村利哉
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2006/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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が、しかし、この邦題の付け方が気に入らない!! 『ハッカーズ その侵入の手口』がタイトルで「やつらは常識の斜め上を行く」が副題になってますが、表紙ではとにかく「ハッカーズ」が目立つ。「侵入の手口」も副題みたいな扱い。ここではもちろん侵入行為(それも大抵は違法、反社会的)を行う者、という意味で「ハッカー」という言葉が使われている。これのどこに問題があるかは長くなるし文章でニュアンスを伝えきる自信がないので今は説明しないけど、まあわかってください。*1
ちなみに原書はこちら。これはペーパーバックだけどハードカバーもある。
The Art of Intrusion: The Real Stories Behind the Exploits of Hackers, Intruders and Deceivers
- 作者: Kevin D. Mitnick,William L. Simon
- 出版社/メーカー: Wiley
- 発売日: 2005/12/27
- メディア: ペーパーバック
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文芸書の版元が、文芸書の出版社だったらそれも(嫌だけど)致し方ないという感じがするんですよ。けれど、他ならぬインプレスがそれをやるというのはちょっと困る。だからといってどういう邦題をつければよかったのかというを具体的に挙げるのは難しいのだが、それにしてもタイトルやレイアウトも含めて今よりはマシな手があったのではないか、と思う。
というわけで読みたいけど気に入らないので買ってないのだ。ただし買わなくても途中まで(全11章中5章まで)はここからPDFでタダで読むことができる。このページはblogでオススメしてもらうためのキャンペーンなのでもっとはやく取り上げていれば応募できたかも知れないけど、どのみちオススメしてないのでダメだったか。