白田秀彰『インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門』

最高に面白かった。買ったのはだいぶ前なんだけど、もっと早く読んでおくべきだった。読みはじめたら止まらなくなって、今日あったネコカルライヴに行くの忘れてしまうくらい読みふけってしまった。
なんというか、法学も人間が作った学問なんだ、ということがわかる。人間が作ったということと学問だということ両方がわかるのがポイントで、法に関する本はあってもたいていこのどっちかで、どっちも興味がないので読む気にならない。かといって両方だと読む前から興味あった、というわけではないのだが、インターネットという単語を撒き餌にして実際はほとんど普遍的な法学入門なので、実はそういった内容が面白いということに気付いてしまう。読み手も意識していない読みたかったことを読ませてしまうという、こういうのは理想的な本の在り方かも知れない。それくらい面白かった。素晴しい。オススメ。