ジェフ・ルート, 佐々木俊尚(共著)『検索エンジン戦争』

検索エンジン戦争

検索エンジン戦争

どぜう食べた日は本屋で待ち合わせだったので先に来た面々でいろいろ見てたんですが、そのときにたつをさんが読んでいるというので買いました。読み終わったのは同じ日になったようです。
2人の著者がいますが、原著と翻訳という関係ではなく、ジェフ・ルートさんは何年も前から日本に住んでて、2人の共著として日本語で書き下ろされた本です。
とてもわかりやすく解説されていて、バナー広告やSEO、アダルト・カジノ系サイトによる検索エンジンスパム全盛期、そして途中のGoogle統一王朝によるパックスグーグルを経て、現在のGoogleYahoo!、MSNにA9を加えた4強の検索エンジン大航海時代に至るまでの勢力変化の様子が手に取るようによくわかる。歴史的な(といっても数年前なんだけど)事情から順番に書いてあるので、どうして現在こうなっているのか? という因果関係が非常にクリアになりました。
この業界の人にはプログラマにもそうじゃない人にもオススメ。