永江朗2冊

いまどきの新書―12のキーワードで読む137冊

いまどきの新書―12のキーワードで読む137冊

見開きに1〜2冊のさらっとした紹介で、本当にさらっとした舌ざわりなので目録読んでるみたいな気分です。色がついてない感じがするのでブックガイドとして便利。元は雑誌連載で、その当時の新刊を紹介する企画だったようで、単行本にまとまって今読んでもここ最近に出版された本ばかりです。カタログのつもりで買ってもいいと思う。
自分はそれなりに新書を読んでるという思い込みがあったのだが、137冊も紹介されてもほとんどが読んだことがないことに気がついて現実を認識した。そもそも刊行点数がむちゃくちゃ多いからとか積読の消化であんまり新刊を読まないからとかいろいろ言い訳は思い浮かぶけど、やっぱり根本的に読書量が足りないね。プロはこれだけ読んでるわけだし。


狭くて小さいたのしい家

狭くて小さいたのしい家

こっちは永江朗が建てた家の話で、とても面白い。あこがれる。50mの本棚。作りつけ。他にも、こんなふうに住むところにこだわってみたいと思わせる仕組みてんこもり。結果的に出来た家も素晴しいし、何よりプロセスがたのしそう。大変そうだけどすごい充実感。
まあでもこうして永江朗が印税で家を建てるのに貢献しているわけだが。