『スタインウェイ戦争 誰が日本のピアノ音楽界をだめにしたのか』

スタンウェイ戦争/高木裕・大山真人 誰が日本のピアノ音楽界をだめにしたのか (新書y)

スタンウェイ戦争/高木裕・大山真人 誰が日本のピアノ音楽界をだめにしたのか (新書y)

SteinwayにはNYで作られるものとハンブルグで作られるものがあって、グレン・グールドとかホロヴィッツとかが使ってたのはNYの方。でも日本に入ってくるのはハンブルグばっかりだったんだけどそれは日本ではとある代理店が輸入を独占していて、並行輸入業者などの競合を様々な手段で排除していた、みたいな背景が語られる。その中でNY Steinwayの音に惚れこんで孤軍奮闘した人の話というかそれが著者のひとり高木氏。題材は面白いんだけど、共著になってる音楽ライターらしい人の文章が、国語が苦手な中学生並みにひどい日本語で閉口する。高木氏の方がちゃんとした言葉を使っていてライターさんの役目を果たしてない。ついでに松尾楽器を松葉楽器と仮名で書いてるのがなんだかなあ。仮名になってない。