岸宣仁『発明報酬‐技術者が会社を訴える時』中公新書ラクレ

中村修二さんの200億円に前後して発生しつつある技術者の巨額報酬をめぐって、発明者本人や弁護士などの法律家などに取材して現状をざざっと書いてある本です。今、まさにリアルタイムで進行しているライヴ感があってわりとなまなましい本だ。
著者は『「異脳」流出‐独創性を殺す日本というシステム』(ISBN:4478890153)という本も以前書いてて、そちらでも中村修二さんに取材していますがその後もわりと密着していたようで後日譚という雰囲気もあり。