リチャード・ワイズマン『Qのしっぽはどっち向き 3秒で人を見抜く心理学』

Qのしっぽはどっち向き?3秒で人を見抜く心理学

Qのしっぽはどっち向き?3秒で人を見抜く心理学

すっかりハマってしまったマジシャンにして心理学者のイギリス人リチャード・ワイズマンをまた読んでみた。これは『運の〜』より後で『その科学が〜』よりは前の本です。原題は『Quirkology』で、一見なんかしょーもないこととか奇妙なこととか、およそ科学の対象にならなさそうなところを心理学の手法で扱うというような造語です。
日本語タイトルの「Qのしっぽ」というのは、自分のおでこにアルファベットのQを書いてみてください、という本文中に紹介されている心理テストから来ています。Qを書いたときにしっぽが自分の左側右側どちらに来るかというので性格がある程度わかる。この心理テストの結果だけでも興味深いのだけれど、さらにひとひねり面白い仕掛けがしてあって、これはもう読んでもらわないといけないだろう。説明するのは野暮な感じがします。
その他にもこれまでの本同様にめちゃくちゃ面白い実験が満載で一気に読んでしまいます。他にもいくつか紹介したいのだが続きはあとで書く。