ティム・ブラウン『デザイン思考が世界を変える』

デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)

デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)

面白くないわけじゃないんだけど、これまでのIDEOに関する本に比べるとちょっとイマイチ盛り上がり切れない感じでした。それにはいろいろな理由があると思ったのでその考察も含めてあとで書く。

IDEOの本

やっぱりダントツで『発想する会社! (原題: The Art of Innovation)』がオススメです。

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

ひさしぶりに見てみたけど、もう邦訳ですら8年も前の本なんですね。
イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材

イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材

こちらも面白い。最初に読んだときに私は「花粉の運び手」という役割を強く意識しました。いま読むとどうなるだろうなあ。
考えなしの行動?

考えなしの行動?

これもいい。こうして並べてみると、今回の本の何がものたりなかったか少し透けて見えてくるような気がする。