上阪徹 『600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス』

ウェブアプリケーションを作って提供している立場として、また一Railsプログラマとして、クックパッドの凄さというのは十分にわかっているつもりなのでわざわざ本で読む必要もなかろうと思って華麗にスルーしていましたが、ふと手に取って見返しを見ると著者はあの『我らクレイジー☆エンジニア主義』に書いていた人だということを知り、それならばと手にとったら一気に読んでしまいました。
まあ有り体に言ってもクックパッドの宣伝なんだけど、やっぱ凄いものを説明してると凄いんだよね。わざわざ機能を減らすくだりとかは実際作ってる立場から言うとなかなか出来るものではない。ひとつひとつの機能それぞれにファンがついてしまうので、本当に強い意思がないと途中で自分の中の変化を嫌う部分に負けてしまうのである。
私は自炊しないのでクックパッドのユーザではないのだが、この希気迫で迫ってこられたらそういう私でもクックパッドを使いたいがために家でごはん作ろうかな、などと考えてしまいかねない。