田丸公美子『シモネッタのデカメロン』

文庫版で追加された米原万里さんの思い出だけ読んで放置してあったのですが、ふと思い立って全編を読んでみました。めちゃめちゃ面白い。一気に読み終わってしまった。あのときなんであれだけで読むの止めたのか思い出せないけど、それだけショックだったということかな。ということでオススメです。元の単行本のときから掲載されてる米原さんとの対談でも、これだけのネタは小出しにすれば10冊は書けるのに、なんともったいない、みたいなことを言われてますが、それくらいゼータクな本です。