高島俊男『同期の桜 お言葉ですが…(8)』

同期の桜 (文春文庫)

同期の桜 (文春文庫)

文春連載の書籍化。そのさらに文庫化。いつも本になるのを待ち侘びていたはずなのに、これは出版されてから1年も経ってしまっていました。不覚。9巻目の『芭蕉のガールフレンド』の文庫が書店に並んでいるのを見てようやく気がつく始末。ともかくこちらから読まねばならん。
毎度のことながら非常に面白いですね。つぎつぎと繰り出される話がどれもたのしく、しかも連載も長くなってくると読者の方とのやり取りも多くなってきてこれもとても面白い。どんな濃密な議論を行っているブロガーでもこうはいくまい、というような発見の連続でかなり興奮します。おすすめ。