大竹文雄編『こんなに使える経済学』

こんなに使える経済学―肥満から出世まで (ちくま新書)

こんなに使える経済学―肥満から出世まで (ちくま新書)

おもしろかった。私みたいに経済が専門じゃなくてでも『ヤバい経済学』が好きとかいう人には、そのライト版というか、あれの日本人向けの読みやすいバージョンと思って読んでもらえばハズレないと思います。実際レヴィットの本から引用されてるとことかもアリます。
編者には『経済学的思考のセンス』という新書の著書がありますが、それをもっといろんなトピックにぶつけたような感じで、ひとつひとつの章はとても短かくまとまってるんですがそれぞれの関連性もあってコツがつかめてくるとだんだん考え方が身に付いてきた気になります。おかげであっという間に読み終わる。
ただこればっかりは弾さんの言う通りで、目次なりAmazonなりに著者陣の名前を入れておいて欲しかったと思う。ただ該当の弾さんの記事では編者の大竹さんと編集を担当された筑摩書房の方がコメントを書いていて、重版以降では追加されるとのことで、反応が素早くて好感持てますね。あるいは弾さんのblogの影響力のデカさにビビるというか。
ともかく本はオススメです。