『hon・nin vol.02』

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一昨日昨日と読んできたhon-ninのこれが現在のところ最新刊の3冊目、しかしプログラマがそうするがごとくなぜかゼロ・オリジンのためこれがvol.02なのである。コラムに森見登見彦が登場し、これほど「本人」というコンセプトが似合う人もそうはおるまいという感じなのだが予想通りいい感じの本人っぷりをかもし出してくれていて素晴らしい。できれば連載でもしていただきたいところであるが、既存の作品とほとんど見分けが付かなくなる危険を孕んでいるといえなくもない。その他連載陣には、今号から中村うさぎが加わるが、しかし全然本人していないような気がする。まあ他の人もそんなもんだからいいか。だんだん本人どうこういうよりも痛い小説を載せるテンション高い雑誌みたいになってきたような感あり。ここまで読みかけてしまうと続きが気になるのでたぶんこの後も買うけど、ここから単行本化とかする予定あるのだろうか。ちょっと想像がつかない。
正直に言うと、毎日続けて3冊読むというのはつらいものがちょっとアリマス。なんかこの熱気がね。あてられるというか。逆に、変なパワーで俗世間から離れたいときにはいいかも知れない。連休の宿題にはするもんじゃない、というのがいまの心境である。