田口久美子『書店繁盛記』

書店繁盛記

書店繁盛記

書店風雲録』を読んで以来、気になってしょうがなかったんだけどなかなか手をつけられずにいました。というか単に家の中で行方不明になってただけなんだけど。本日無事発掘されたので読み始めたら一気に読まされてしまった。前著はリブロ、本書はジュンク堂が舞台だが、出版業界にまつわる様々な話題が繰り広げられる。とはいってもやはり本を売る現場の人の言なので我々のような本の消費者にいちばん近いところからの業界考で、独特の親しみやすさが。登場するたくさんの書店人に日頃の感謝も込めてエールを送りたくなります。ほとんどはジュンク堂の店員さんなので、たまには行かないとなー、と思う。新宿でも池袋でもまた行ってみよ。書店員さんに淡い想いを抱いてしまいそう。
板橋に住んでた頃はかなり頻繁に通ってて、あの広大な面積でもどこになにがあるのかはだいたいわかっていたし7階なんかは特によくおぼえていたんですが、最近は足が遠のいている。でも替わってメイン書店として使っているBook1stジュンク堂と同じ大阪屋メインの帳合なので他の書店よりは共通点あるかも。
まあ私の話はどうでもいいんだけど、ともかく面白い。書店員さんってかなり魅力の職業なんだけどなー。プログラマとかコンサル仕事とかと同レベルの給料が出るんだったら転職したいくらい(業界事情を聞く限りはちょっと難しそうだが)。