池田信夫『電波利権』

電波利権 (新潮新書)

電波利権 (新潮新書)

買ったはいいけどなんか説教くさい本だろうと勝手に思って読んでなかったんですが、例の生産性論争がきっかけで著者のblogを読むようになったので、引っ張り出してきました。そしたら非常におもしろい。私はテレビのこととか全く知らなかったので、これまでの経緯はスリリングな臨場感あって企業小説のように読んでしまった。もう少し詳しく書くと、私にとってあんまり関わりがないテレビと、メシのタネには違いないけどあまりなじみがない携帯電話と、それらよりはずっと親しみを感じる技術であるWiFiと、が電波というくくりで同じよう権力争いの対象になったり古い法律のしがらみを受けたりしているのが非常に面白い。この方面に目が離せなくなった気がする。(というのは詳しい人には何をいまさらという感じかも知れないですね)

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電波と言えばこれかな。アルバムだとこれ。7曲目です。