黒川伊保子『「愛され脳」になれる魔法のレッスン』

「愛され脳」になれる魔法のレッスン (講談社+α文庫)

「愛され脳」になれる魔法のレッスン (講談社+α文庫)

これ、私はたぶんおそらくほとんど十中八九確実に対象読者ではない。でも読んでしまう。すみません許してくださいファンなんです〜。いかに『ガギグゲゴ』が宮崎哲弥氏に「トンデモ本」と評されようとも、好きなものは好きなんじゃ〜。この著者にはとにかく抵抗できない魅力を感じる。目の前にいたら絶対逆らえない気がする。
というわけでこれもウットリと読んでしまう。で、こんなこと言われるんだけど、

男性の読者がいたら(いないと思うけど)、今頃、ぜったい「けっ」と声を出しているにちがいない。

「けっ」とは言わないけど、たしかにここまでに展開されている話はついていけないというか、この少し前から男性の反応を採点する話題になってて、これで合格これで満点とか言われているレベルはもちろんのこと次第点すらもらえない。落第必須。くそう〜。と思ったところにこのセリフがくる。
女性から見て、男性は自分の脳の中に幻想の「私」(相手=女性)を持っていて大部分の時間はそちらを見ている、という(ぎくっ!)。そしてそれを否定しない! その幻想の「私」を高めていって彼を虜にしちゃいましょう、みたいな感じ。すごすぎる。勝てる気がしない(何に?)。
相変らずすごくいいですやっぱり好きですーわーん。というわけで次は『日本語はなぜ美しいのか』に行きます。ついでに他の女性向け著作も読んでみよう。