吉田武『はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語』

はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語 (幻冬舎新書)

はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語 (幻冬舎新書)

うおおおお、読むと泣く。すごすぎる。特にプロローグ、どの1ページを取っても泣く、ページをめくるたびに涙でくもって読み進むことが困難になってくる。そして第6章、次いでエピローグ、ここまで読んで涙しない人がいるとしたら、その人とはもはやどんな感情も共有できない気がする(←おおげさ)。読め。いま読め。
あと、これは入門書・啓蒙書であって専門誌ではないので、当時リアルタイムにwebでチェックしていた人には目新しいことはないかも知れない。そのへんがもの足りないと書いてた人もいるけど、背景事情がよくわかると当時の出来事もより感動的なものになる。なので既にある程度はやぶさマニアな人にもより深く泣くためにオススメする。
幻冬舎新書、配本時に買わずに見送ったものを結局いちばん最初に読んでしまった。