Amazonが古書ストアをオープンしていた!

ちょと前のニュースなので出遅れてしまいましたが、むちゃむちゃ衝撃受けました。これ:

追加された古書は、ISBN(国際標準図書番号)採用以前に出版された1920〜80年代の和書が中心。いずれもオンライン市場「Amazonマーケットプレイス」からの出品となる。

古書90万タイトルをインデックスに追加して、ISBNが付いてない古い本もマーケットプレイスで売り買いできるようになりましたよー、というニュース。いやー、これいつかはやると思ってましたがついに来ましたか。要するに場所さえ用意すれば勝手に流通するでしょということですね。古書ストアはこちらから。

たぶん国内のほぼ全てのネット書店はISBNの付いていない書籍を扱ってなかったんだけど、流通に乗ってくる新刊本には全てISBN付いてるのでそれで問題ないし、逆に新刊書でISBN付いてないものはネット書店は相手にしてなかった。でも、現在の流通のためにはそれでいいんだけど書籍というものはISBNなんかできるより前からずっとあったわけだから、ある時点から前に出版された本は全く扱うことができなかったわけです。でもISBNがないならないで何か別のindexを付けて管理しようと思えばできてしまうからASIN付けとけばいいんですね。もちろんその場合indexだけあっても流通できなきゃしょうがないんだけど、amazonの場合はマーケットプレイスという形で流通させてお金とトラフィックを呼び込むことができる。
そしてさらに、ここが特にすごいと思うんだけど、amazonくらい巨大なプレイヤがそれをやると今後ASINが古本インデックスのde facto standardになっていっちゃうかも知れない、ということに注意を向けると、その影響力を想像して空恐ろしくなります。このままいけば古本だけじゃなくて例えば同人誌とかを扱い出すのも時間の問題という感じ。彼らが通販の会社じゃなくて情報の会社であるということがよくわかります。これが2度笑うってやつですかね。
おかげでたとえばこういう本をamazonで扱うことが出来るようになります。

谷山浩子童話館 (1979年)

谷山浩子童話館 (1979年)

あとはUSみたいに書影を投稿できるようになればさらに良いなー。