山形浩生×仲俣暁生トークセッション あたらしい教科書シリーズ『コンピュータ』刊行記念

http://blog.petit.org/?eid=7782
今月1日にオープンしたばかり青山ブックセンターHMV渋谷店にて、対談イベント。にじむさんにはやいうちに教えてもらえたので申し込みできました。本は前日に買った(六本木店で..)ばかりなのでぱらぱら見ただけで読まないで参加。

コンピュータ (あたらしい教科書 (9))

コンピュータ (あたらしい教科書 (9))

セッションのMCは中俣さん山形さんなんだけど、執筆を担当した人も会場に何人も来ていて、遠藤諭さんと津田大介さんが途中マイクを持って話してくれたりした。遠藤さんの話を聞いていたら月刊ASCII買いたくなってきちゃったよ。実は先月書店で見かけた瞬間にアイタタとか思って見なかったことに(スルー力?)してました。
対談では、あらかじめこれ含めてくださいと主催者に言われてたお題があって、Web2.0, Google, mixi, YouTubeと、あとなんだっけ? ぜんぶで5つありました。でもあんまり気にせずにうだだっと進行。
途中、音楽の話題になったときに、山形さんは携帯音楽プレイヤの類を買ったこともあるけどイヤホンがからまるのが嫌で結局使ってない、とか言ってた。そこでiPod nano+Lanyardですよ! こういう構造的な問題で一見すると解決不可能と思えるような問題にも解を出してくれるのがAppleという会社なのだ。
話がずれました。もうひとつ印象的だったのが、イベントの最後の方で山形さんがいちばん最近訳した『誘惑される意思』に絡めて、躊躇したり迷ったりする計算をモデル化できること、それによりコンピュータも「考えている」ように見える計算をするかも知れないことなんかを話して、それに呼応して遠藤さんが人間の思考ロジックそのものもチューリングマシンで置き換え可能なシンプルなものになるように人間の方が変わっていくのではないか、というような発言をしていて興味深かった。但しこのへんは(私が)曲解している可能性あり。
まつむらさんが質問していた、サイボーグ化とかに関しては、現在進行形の話題がこのへんで読めて非常におもしろい。(行った先のページはまだ感想しっかり書いてないんだけど、必ずあとで書きます)