ITConversationsにあるmatzのトークはRubyConf2006のじゃないよ

ITConversationsでまつもとさんのトークが公開されてた。
http://www.itconversations.com/shows/detail1638.html
で、時期が近いのでこの"Ruby Design Principles"というタイトルのトークがRubyConf 2006のkeynote addressだと思った人もいるみたいですが、違いますよー。これはその数日前にBrigham Young大学でやったという講演の内容ですね。今年のRubyConfはColoradoだったので、まつもとさんはそのちょっと前に出発して途中Utahに寄ってたらしい。
で、RubyConf 2006の方は"The Return of Bikeshed"というタイトルで、みんなでRubyの仕様決めゲームをはじめましょう、みたいな内容なんだけど、よくよく考えてみるとBYUの方が基調講演らしいタイトルのような気する。まあRubyConfに毎年来てるような人にとってはどこかで読んだり聞いたりしてるような内容のはずで、今さらあらためて聞かなきゃいけない内容でもない、それより未来のことを考える方が面白いよねーと思うのでもちろんこれはこれで良いのですが。
でも、さらにさらによく考えてみると今年のRubyConfの参加者350名に対して去年は200人弱、その前までは50〜60人しかいなかったので、実は2006年の参加者の半分近くははじめて参加する人たちなんじゃないかという話もあり。そういう人たちにとってはBikeshedはあんまり基調講演ぽくない話題だったかも、という気もしないでもない。