NeXTSTEP Release 3.0 Video

オレニュとかその他いろんなとこ経由なんだけど代表してネタフルより:

Mac OS X: 11 Years Agoというエントリーより。

It was on YouTube that I found this 35 minute video. It’s a rare video of a young Steve Jobs giving a demo of the NeXTSTEP operating system.
Steve Jobsが11年前に行った、NeXTSTEPのデモ動画が紹介されていました。

YouTubeに昔のNeXTのvideoがアップされて話題になっていたらしい。覚えたばっかりのmovie記法で貼っとく。

なつかしいなあ。うちにこれのVHSテープがあるはず。ただ、リンク先のmaccast.comのコメント欄でも指摘されているように、NeXTSTEP Release 3は1992年に配布されているのでこのデモはそれより前(あるいはその前後、たぶん91年中)に収録されているはずです。11年前じゃなくて14か15年前ですね。まだMosaicもないような時代です。
91、92年くらいのコンピュータの状態をおぼえている人(かつNeXTを知らない人)は見ると目が点になると思われる。35分まるまる見た人がどれくらいいるかわかんないけど、いちばんのオススメは後半23分20秒くらいからはじまるアプリケーション開発の部分です。DBKitを使ってグラフィカルなデータベース連携アプリケーション(写真表示ありリレーション解決あり)をあっという間に作ってしまいます。ちなみにこのpartは現行のMac OS Xには(まだ)用意されていません。Core Dataで似たようなことはできるけど、DBKitは外のDBに接続できるのとアダプタを介してDBエンジンを付け替えられるのが違う。しつこいようだけど、これは1992年の製品です。この環境が発展したものが後のEOF(Enterprise Objects Framework)になり、webに展開されてWebObjectsになっていきます。
あらためて感じたけど、やっぱり古くなってないね。↑に書いたのの他にもアプリ間でコピー&ペーストがきちんと出来ていることとかネットワークが透過的に使えてることとかアルファチャネルのこととかいろいろ言いたいことがあるのだがキリがないのでやめる。現在のMacとくらべると、という話もいっぱいあるんだけどこれも項を分けて論じることにしましょう。あと、JobsがタイプしてるNeXTキーボードのタイプ音がこれまたなつかしかった。