Google CEO Eric Schmidt Joins Apple’s Board of Directors

びっくり。ニュースを聞いてまず考えたのは、AppleはSunと大きな提携をするのではないか? ということである。Eric Schmidtは以前SUNのVPだったわけだしし、GoogleとSunも提携している。
実はいまのSunのCEOであるJonathan Schwartzは、もともとはLighthouse Designという会社をやっていて、1996年にLighthouseがSunに買収された*1ことによってSunに加加わることになった。何年か前にJonathanがSunのCOOとして再びメディアに出てきたときにはびっくりした。それがいまやCEOである。
彼のやっていたLighthouse Designという会社は、NeXTユーザなら誰でも知っている非常にセンスのいい作品を連発する老舗のNeXT用のアプリケーション・デベロッパーだったので、あの頃の感覚をおぼえている人はAppleとJonathan率いるSunのコンビネーションというのはわりと好意的にイメージしてしまうんじゃないかと思う。
とはいっても、この感覚は在りし日を想い出して感傷にふけっているタイプの幻想に過ぎなくて、この現代にSunがやってるソフトウェアというものにはあんまりMacっぽさはない。Jonathan Schwartzもメディアを通して伝わってくるその発言内容はLighthouseの頃とちょっと隔たりがあるような気がする。私はWOでがんがん仕事をしていた頃には、AppleがSunを買収してくれればいいのにと半ば真剣に願っていたんだけど、いまだとその効果はどうだろうか。
閑話休題。Sunの話をしていたのではなかった。続きはあとで書く。

*1:これはNeXTユーザには相当大きなニュースだったのだが、その年の年末に入ってきたもっとずっとインパクトのでかい買収のニュースにかき消されてすっかり影が薄くなってしまったのは不幸だったかも知れない。もしそっちの買収の話を事前に聞いていればJonathanは会社をSunには売らなかったんじゃないだろうか。もしそうなら今のMacのソフトウェア勢力地図にもそれなりの影響を残していたはずだし、SunのJava戦略にも影響を与えていたはずである。