橘玲『臆病者のための株入門』

臆病者のための株入門 (文春新書)

臆病者のための株入門 (文春新書)

超オススメです。本屋さんで何気なく手にとって立ち読みでぱらぱら眺めはじめたら買わないとダメだろこれは、ということに。宿題の本をまだ読み終わってないのに先にこっち読んじゃいましたすいません。
デイトレードなどのメディアで派手に宣伝される投資法から、素人が確実に儲かる堅実な投資法まで、読みやすいけど冷静な記述でひととおり説明しています。そうです、この本には、理論に裏づけられた「確実に儲かる」投資法が書いてあります。しかもめんどくさいこと一切なし。サンダルつっかけて証券会社に行って「xxxxを10万円分ください」というだけでOKです。気になった人はそこだけでも読んでみましょう。他の部分も読んだ方が理解のためにはいいと思うけど。
必要な前提知識を最低限に絞りつつ、理論的な正しさはきっちり追求している感じでとても好感が持てます。恥ずかしながらこの著者のいわゆる黄金の羽根の本とか、表紙見ただけでそこらにある金儲け本とたいして変わらんのだろうと勝手に想像して素通りしてしまい、いままでノーチェックでした。がぜん興味がわきましたよ。他の本も読んでみよう(宿題終わってから)。