『おりこうさん おばかさんのお金の使い方』

おりこうさん おばかさんのお金の使い方

おりこうさん おばかさんのお金の使い方

聖幸さんとこでオススメしてたので買ってみました。薄くてすぐ読めるし安い。
いまはすっかり生活に定着した、ヨドバシカメラとかのポイントカードから話がはじまって、著者は、このポイントを貯めるという行為を現金をお店に(無利子で)貸し付けてると考えるべきだと解説しています(実際、会計上もそう処理されているらしい)。というような細かい話から車とか住宅ローンとかの少し大きめなお金など、経済的な搾取が起こりやすい場面をたくさん紹介します。それぞれの場面を、搾取する側(おりこうさん)とされる側(おばかさん)の対比でわかりやすく紹介する、という感じの本。
「おばかさん」関係の記述は、前に読んだ本を連想したけどあんまり関係なかったです。説明がわかりやすくてスルーしそうな感覚は『さおだけ屋〜』なんかとも共通するかも。
後半になって株式投資とか会社の資産価値判定なんかの話題が出てきて、とたんに難しくなるんだけどこのへんが現在の著者の本業なわけで、力が入った場所は読者が着いて来れない、みたいな感じになってしまってる感じがします。正直あまりわかった気がしない。
まあ1回読めばいいかなー、という感想。誰か読みたい or 欲しい人います?
それから、この本はまあこんなもんだけど、↑のリンク先にある「賢いはずの〜」はマジでおすすめです。聖幸さんも並べて書いてたけど、タイトル変わって文庫も出てるのでこちらはぜひ自腹で買って読んでください。