2005年に強く影響を受けた本5冊

今年、本当に影響を受けたのは実は本ではなくて本を読まないことなんですが、それでも印象に残る本がたくさんありました。全てを挙げているとキリがなくなるので、これも今年の流行だった「5冊本」シリーズにあやかって5冊挙げてみることにします。今年読んだ新刊書から5冊を刊行順で。

ハッカーと画家』 at id:ogijun:20050128:p2

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

振り返ると、やっぱりこれは入れるしかない感じ。この邦訳版が1月に出版されているので、今年はこの本の影響から始まったと言っても過言ではないです。ものすごく傾倒してます。
もともとオンラインでほとんどの記事をshiroさんの素晴しい翻訳で読むことが出来たんですが、こうして1冊の本になって読み返したために改めていろいろと意識することになり、言うなれば本書の発売がきっかけでそれ以後の自分の動き方なんかを変えていくことになったんだと思います。

すごい会議』 at id:ogijun:20050524:p2

すごい会議?短期間で会社が劇的に変わる!

すごい会議?短期間で会社が劇的に変わる!

この本の著者の大橋禅太郎さんによる、一連の「すごい」シリーズにここからはまってしまいました。とても薄くてすぐ読めるうえに、読むとなにかやりたくてしょうがなくなるので、直接な会議への適用じゃないところでも不思議と盛り上がったりするという変な影響がありました。
ついでにこの本は、Amazonアフィリエイトでもよく売れました。

素数の音楽』 at id:ogijun:20051001:p1

素数の音楽 (新潮クレスト・ブックス)

素数の音楽 (新潮クレスト・ブックス)

自分はもともと数学専攻出身で、いわゆる研究挫折組なんですが(こういう人間がコンピュータ関係にはけっこう多い)、まだ学問を志していた頃の気持ちとかを思い出しながら読んでしまった気がします。
といっても、専門家じゃないと読めない本というわけではぜんぜんなく、一般の方にもおそらく感動的に読めると思います。美しいです。

『でかいプレゼン 高橋メソッドの本』 at id:ogijun:20051129:p1

でかいプレゼン 高橋メソッドの本

でかいプレゼン 高橋メソッドの本

いやー、びっくり。著者はわりとふるーい付き合いになる尊敬するお友達ですが、こんな一大ムーヴメントの中心人物になってしまうとは!
私もでしゃばって出演させてもらったり(?)しましたが、高橋メソッドのすごいところは高橋さんの人間性にあるのだなあというところがよくわかる、とても素敵な本に仕上がってます。ちゃんと読むと泣けるよ。いやまぢで。
高橋さんには2006年はRails&Rubyで大ムーヴメントを起こしてもらいたいです。

『ジョエル・オン・ソフトウェア』 at id:ogijun:20051224:p1

Joel on Software

Joel on Software

最後はやっぱりこれになるかな。本のもとになったJoel on Softwareのサイトは2003年から2004年にかけて一緒に仕事をしていた人から教えてもらいました。年末に本を頭から読んでみて、自分のプログラマという仕事に対する考え方があの頃とずいぶん変わったなあ、というのを実感した。