『軽快なJava』

軽快なJava―Better,Faster,Lighter Java

軽快なJava―Better,Faster,Lighter Java

今更ながら、積んであったので読んでみる。ただし、後半のHibernateとSpringのところは超々ななめ読み。
それ以外の部分に何が書いてあるかというと、要するにJavaの本に見せかけたagile開発の本なのです。この仕様が理解できないのは自分が頭が悪いからなのか? とか思って悩んでる人が読むと解放されるという、とてもよい特徴を持っている。EJBJ2EEわけわかめなのは俺のせいじゃなかったんだー。わーい。
他にも一部の人の胸がすーっとするところを紹介しましょう。Javaが肥満化することの害をこんなふうに説明します。

世界でいちば使われている言語は、もうすぐCOBOLではなくJavaになります。でもそれは、Javaは21世紀のCOBOLになる危険性を抱えてしまった、ということなのです。

表現が穏かで安心しましたね。
肥満化対策で「Javaを捨てて別のオブジェクト指向言語を使う」っていうのも挙げられるんだけど、さすがにこれは本の中では追及されていません。結局これがいちばんいいと思うんだけどな。
その、他のオブジェクト指向言語を使うことに関しては、こんなことが書いてある。

Rubyも、おどろくほどシンプルで生産性の高い言語ですし、GUIのプロトタイピングや開発に適しています。

ん?