山本真司『40歳からの仕事術』

40歳からの仕事術 (新潮新書)

40歳からの仕事術 (新潮新書)

30歳からの成長戦略』がすばらしかったのでざざっと目を通す。こうやって乱読展開していくのはあの本の教えをぜんぜん守ってないような気がしないでもないが、単に仕事術のノウハウをinputするわけではないところに価値を見出したので買ってきた。
40代で壁を感じている大手電機メーカーの経営企画マンに対し、MBAホルダーの外資コンサルタントと、外資系メーカーに転職した人というかつての同僚2人が新橋の中華料理屋でビジネスの講義をしよう、というストーリ。この主人公(?)は転職者2人に比べると最初は不安感が支配していて自信喪失状態にあるんだけど、その不安を除去してあげるというのが本質的なわけです。そのためには戦略と、それに裏打ちされた道具(プレゼン技術とか英語とか)があると役に立つ。不安を残したままやみくもに道具だけを知識で追い求めても疲弊するだけ、というようなメッセージです。