『シェーキーの子どもたち』
今日も読んでる暇がないので昔読んだ本を引っ張り出してくる。一昨日、昨日からの脳つながりでこれ。
シェーキーの子どもたち―人間の知性を超えるロボット誕生はあるのか
- 作者: ハンスモラベック,Hans P. Moravec,夏目大
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
で、後半がこの本のメイン、未来予測というかヴィジョンを示しているところなんだけど、これがすごすぎる。この調子でロボットが処理能力を向上させていくとしたとき、人間並みの処理能力を得ることは可能か? そのために必要な演算能力はどれくらいか? それは知性と言えるのか? 等々から始まって、機械がいずれは人間の知能を上回るであろうことは不可避とし、その上で人間の進化をどう関わってくるか? そもそも人類とは? 等々..。
急にSFになってしまうのだ。それもフィクションよりフィクションらしいフィクション。語り口が絶妙でぐいぐい読ませるので、そんな未来を「見てみたい」と思わせてしまう。もちろん不安はあるが、著者は楽天的。
あれ? あんまり脳と関係なかったぞ。でも例えばジェフ・ホーキンスの『考える脳 考えるコンピューター』を読んだときにまっさきに連想したのはこの本だった。
手元の記録では、20020317に読み終わっているようです。読み終わった直後はとにかく興奮して眠れなかった覚えがある。この頃ははてなダイアリーもなかったし、web上ではどこにも読書記録が書かれていない。