大塚英志『「伝統」とは何か』読んだ

<伝統>とは何か (ちくま新書)

<伝統>とは何か (ちくま新書)

「伝統」というものがいつごろどんな形で成立してきたのか、みんなの思い込みとは違って実はあんまり古くないのだ、みたいなことをいくつかの実例と柳田國男の文献を普通に読んでいくだけでいろいろわかってしまうという感じで解説してゆく。サブカル話(あんまり)出てきません。
基礎教養が足りなくて民俗学とかよく知らないので著者の意図もよくわからんままふんふん言いながら読んだだけみたいになったけど最後には一応、主題が書いてあった。それが受け取れたかどうかはよくわからんが蘊蓄話としてだけでもまあおもしろいものではあった。そういう読み方も否定しないとも書かれていた。