丸島儀一『キヤノン特許部隊』光文社新書

ISBN:4334031269
丸島儀一さんが著者になっていますが実際には福井信彦さんというライターさんが丸島さんに取材・構成・執筆している聞き書き本です。特許を戦略として考える、ということの意味がよくわかる。こちろんそのまま他の業界・分野にあてはめて考えることは出来ないんだろうけど。ライセンスを売ることはそんなに重要なことじゃなく、その企業の事業開発に自由度を確保するためのクロスライセンスなどの数字に表われない部分が「特許戦略」というものの要点なのだ、という。
さて、これを読んで、また特許報酬、特許訴訟などの話題を受けて、私は何を考えているのでしょう。