岡崎玲子『9.11ジェネレーション』集英社新書

レイコ@チョート校の人のその後の本なんですが、2001年9月11日をアメリカで過ごしていたという事実は単純にその後と片付けるわけにはもちろんいかない。チョート校がアメリカの中でもかなり特異な恵まれた環境であることもよくわかるし、単に教育システムを享受してるだけじゃなく積極的にいろいろと関わっていかなきゃいけなくて、そこに葛藤があったりするのがそのまま記録されていて前の本よりかなり生々しい。なんにしてもすごい人だと思う。
著者の日本語がかなり難解というか、議論をしているような言葉になっててこれが2年の蓄積なのかー、と変なところで変化を感じたりした。