About Yahoo!

なんとなくコメントしづらいので避けてたんだけど、連休中に流れたいろんな噂について無責任に書いてみましょう。ネタはみんな大好きtechcrunchから頂いてくる。

あの会社が買収の話

なんていうか、ありえない話なのはともかく、本当にやったら$50Bどころじゃないだろーと思うが、それはそれでどうなるか見てみたい。もうMicrosoftは死んだのだから、逆の方がいいんじゃないのかなあ(Y!がMSを..)。MSさんはGoogleに対抗するにはY!を買収するよりPaul Grahamの言うことをよく聞いた方がいいかと。もとからnerdが経営してたみたいなもんだしね..。

いわゆるピーナツバターやめる話

これは、すごい。


関連して、少し前の徳力さんのこの記事にも今更ですがコメントしておきます。

Flickrはこんな話が出たあとだと後出しジャンケン的なので置いといて、他のサービスについては:

 他にも、del.icio.usを買収したけどYahoo Bookmarksを運営していたり、jumpcutを買収したけどYahoo Videoもあるしで、なんだかYahooの企業買収というのは単純にサービスラインアップを増やすことにあるような気がしてきます。 これがYahooの買収戦略と言うことでしょうか。

とのことなんですが、そりゃdel.icio.usとかはそうなんだけど、こいつはYahoo!の買収リストの中ではそんなにでかい方じゃなくて、でかいのは例えばここ5年だとOverture(約$1.6B)とかInktomi(約$230M)とかなわけです。OvertureはYSM(Yahoo! Search Marketing)に、InktomiYST(Yahoo! Search Technology)にそれぞれ化けて、いまのYahoo!の根幹になっていて、このへんの方がよっぽど投資効果的には大事なわけです。他にもHotJobs(約$430M)とかはYahoo!の冠がついたサービスになってるし。
要するにdel.icio.usとかFlickrとかがまさに「人が欲しかった」パターンなんだなと理解した方が自然な気がします。ちょっと古い記事ですがBusiness 2.0の "The Flickrization of Yahoo! " なんかはまさにFlickrの人たち(Stewart Butterfield&Catrina Fake)の効果が書かれています。
逆にGoogleでもBloggerとかPicasaとかSketchUpとか、あとYouTubeとか、もらってきたまんまの名前でサービスを続けてるやつもけっこうある。ちう感じでYahoo!*1Googleで、少なくとも外から見える買収戦略にそんなに顕著な差があるようには思えないのです。
ついでに書いとくと、だから前に弾さんが書いてたYahoo!*2が「死にかけてる」とかっていう言い方はあんまりよくないし当たってもいない。まあ煽ってるだけかも知れないけど。恣意的に2年間だけ抜き出した株価グラフに釣られてはいけません。*3


書き始めたときの意図と違う方向にペンが行っちゃいましたが、ともかくそんなことを連休明けに話題にしていたのでありました。

*1:わざわざ言わなくてもわかると思いますが、日本のヤフー株式会社じゃなくてUSのYahoo!のことですよ。

*2:しつこいようだけどUSの方のこと。

*3:気になった人は1年とか5年のグラフをDanさんが載せた2年のグラフと比べてみましょう。