2006年のこの日記の記事アクセス数ランキング

去年までは絶対数が少なかったので統計取っても意味なかったんだけど、今年はわりとたくさんの人が見てくれるようになった*1のでこういうナル企画もやってみたくなりました(自分の日記のアクセス数とか気にするやつキモいとかいう声は聞こえなかったことにして)。はてブ数で人気記事ランキングの方がいいかと思ったんだけど、それは公開された情報で誰でも見ることができるので勝手に見てもらうことにして、ここではPVカウントで集計してみることにしました。2006年の1月1日から12月30日までの合計からのランキングです。ちょっとずつ引用もしてみた。

第1位 『あなたがMacを使うべき10の理由

こはぶっちぎり。オレニュ→はてブcomboでこの日記書きはじめて以来のアクセス数になってしまった。こうして並べてみると他の記事との被ブックマーク数の差に逆に悲しくなりそうな。要するにこれしかコンテンツがないとも言う。コメントとtrackbackの数もすごいことになっていた。

私と同じようなwebとかインターネットとかプログラミングとかそういうことに関わって毎日過ごしている、というような人に対して、Macがいかにあなたにフィットしているか、ということを書いてみようと思う。

最後にiPodのところをあとで書くのまま残しちゃったんだけど、いろんなところでコピペで使われちゃったから書きにくくなっちゃって放置したままです(←他人のせいにするな)。

第2位 『Macはキャズムを超えるか?

何が言いたいのかというと、みんなもっとMac買え! と。

↑のやつの前哨戦みたいな感じです。これは3月ですが、その後も日本ではそんなにMac増えてない気配なのがやや淋しい。海外ではこのあとも着実に増えてるんですが。

第3位 『Re: もし今サーバーを立てるなら

もうMac miniしかないんじゃって感じで。積極的に推します。

これはもうartonさんにMac miniを買わせたくて書いたわけですが、このあとで卜部くんにツッコまれたりそれへの返答を書いてなかったりしてます。Mac miniをサーバにしたい人はたくさんいるみたいで検索エンジンからたくさん誘導されてました。結局artonさんはminiは買わなかったみたいだけど、かわりにかなり経ってから我らが会長が買ってたからまあいいか。

第4位 『Kiko auction is over

eBayでのKiko.comのオークションが終わって、$50,000から始まったオークションの落札価格は最後の10分に突如高騰し、最終的に$258,100になった。

このKikoオークションをやってたのはちょうどLL Ringの日の夜で、徹夜で飲んでるところを抜け出してマンガ喫茶でeBayをのぞいたりしていたのでした。おおっぴらには書いてなかったけどmixiとかで話題にされてたみたいで、私からは読めないreferer経由のアクセスが散見されました。

第5位 『SICPの思い出

SICP読書会スタートが盛り上がっていた時期なんですが(2つ↓を参照)、会長のファンの方からたくさんアクセスをいただいたに違いありません。しかし真の会長ファンを自認する皆様方におかれましては、これよりもその続きの方が読んで欲しいかも。そして体験していただきたい。

ところで、そのヨドバシカメラでたかはしさんとばったり会ったときはもちろん初対面ではないのですが、その前はどこで会っていたのかというと..以下次号、割目して待て。

第6位 『Amazonが古書ストアをオープンしていた!

amazonくらい巨大なプレイヤがそれをやると今後ASINが古本インデックスのde facto standardになっていっちゃうかも知れない

これは本当にすごいと思った。同じ手法で同人誌とかの扱いもいますぐにでも始まりそうです。いまの時期が時期だけに考えてしまう。いま思ったけどISBN13桁化と合わせてもうひとつ書けそう。11月に書いた記事なので統計上は不利なはずなんですが、興味を持った方がいるようでわりと喰い込んでます。

第7位 『素人っぽいSICP読書会準備会

読もう読もうと思いつつ途中で挫折したり放置されたりしているSICPこと『計算機プログラムの構造と解釈』を、Lisp geekとかがいっぱいいるところじゃなくて、もっと素人は素人なりにマイペースで読書しよう、というような感じで突如持ち上がった企画。

SICPの読書会をやるぞ! と言ってるだけなんだけどなぜか上がってきている。そのSICP読書会も、前半はがんばって行ってたんだけど後半からガタガタに。うう。来年はもっとちゃんと参加したい。というか読み終わりたい。

第8位 『Kiko Affair

Paul GrahamのInfogamiのblogを見てぶったまげた。
Y Combinatorの支援を受けていたAJAXカレンダーのサービスkiko.comが既存のサイト、ドメイン名、コードなどなど全てをeBayで売りに出すことにしたそうな。

書くのが遅かったので第4位のところにある終わったあとの方がアクセスされてます。

第9位 『Apple Developer ConnectionサイトにMacでRailsの記事が!

Apple Developer Connection(ADC)のサイトでRailsMacで使うという内容のドキュメントが公開されました。MacRailsというコンビネーションは極めて良好なのですが、ついにApple本家でも紹介するに至ったという。

コメント欄の、commiterが全員Macを使っている、というのにも注目。たぶん今もそう。

第10位 『"The Power of the Marginal"とYouTube

YouTubeがやろうとしていることは、Paul Grahamの言う"Marginal"に力を与えることに他ならない。もちろんこの後YouTubeが成功するかどうかはよくわからないけど。

これを書いた時点では全く想像の埒外だったわけですが、4ヶ月後にGoogleYouTubeを買収することになってしまって、そもそもこの記事の発端だった「例外」がGoogleに取り込まれてしまったというのはいま考えると2006年の象徴的出来事と言えるでしょうね。このことが『ウェブ人間論』で言及されているに至って、やはり今年は梅田さんに影響を受けまくった1年だったなあと振り返ってます。

まとめ

他に次点として『Appleのサイトで37signalsのインタヴューvideoが! 』もわりとアクセス多かったのと、書いたのが年末なのでアクセスはぜんぜん稼げなかったけど『AppleによるNeXT買収から10年』とか、実はそれを思い出して書くきっかけにもなった『NeXTSTEP Release 3.0 Video』あたりもオススメしておきます。私にとっての(外から見える)2006年はこんな年だったのか。
やってみて思ったけど、こうやって自分の日記を読み返すというのは面白い。いままであんまりやってなかったんですが、時間が経っていろいろ変化していることがあって、その後のストーリを追いかけたいようなことも出てくるし。あと、書くときにどれだけ気合いを入れたかとかどれだけ時間かけたかというのは人気との相関関係はあるけどそれが全てじゃないわけで、さらっと書いたのに人気があるやつもある。日記なんで本来の読者は自分自身だけのつもりなんだけど、それ以外で通りすがって見てくれてる人の姿が透けて見えるようでたのしいです。またやろう。来年もよろしくお願いします。

*1:といってもはてなアンテナで90人、Livedoor Readerで200人超くらいで、あるふぁぶろがーにくらべたらぜんぜんたいしたことないが。

やめたこと2006、やめること2007

昨年、梅田さんに触発されて書いたのに引き続き、今年も考えてみます。今年やめたことはなにか、と考えてみたのだが、よくわからない。あれ? そういえば去年も2005年にやめたことは書いたけど、2006年にやめることは書いてないじゃん。まあともかく考えよう。WWDCには行きませんでしたが、やめたわけではありません。おそらく来年は行くでしょう。決意してやめたのは、この日記にすら書きにくい極めて私的なことだけかも。来年はおそらくあのへんをやめるでしょう。あれのあのへん。そのうえでフォーカスを絞り、インプットの質を良くする。そのために今年やりすぎたこと(仕事で)はほどほどのボリュームに抑える。